転職活動ガイド 2024.09.25 2024.09.26

転職エージェントの登録が怖いと感じる理由とおさえておきたい対処法

転職を効率よく、有利に進めたいと考えた際に活用したいのが転職エージェントです。
ですが「何となく転職エージェントに登録するのが怖い」と感じている方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、転職エージェントへの登録を悩んでいる方のため、そもそもどういったことが怖いと感じられてしまうのか解説します。
この記事を読むことによって登録に恐怖を覚えてしまう主な理由や安心できる転職エージェントの見分け方、仮に怖い転職エージェントに当たってしまった場合の対処法などがわかるようになるので、ぜひご覧ください。

転職エージェントへの登録が怖いと感じる理由

転職エージェントの登録を検討するにあたり、わくわくした気持ちを抱える方もいれば、不安を抱えてしまう方もいます。

そもそも、転職をサポートする存在であるエージェントに対し、なぜ怖いといった感情になるのでしょうか。

主な理由としては以下の2つが挙げられます。

伝え方が厳しそう

転職を検討しているものの、具体的に自分が望んでいる転職先が明確になっていない、前の会社を辞めた・辞めたい理由をはっきり説明できないといった方もいるはずです。
このように、転職や会社を辞めることに対して不安があるとエージェントに対して何をどのように伝えれば良いかわからず、不安に感じてしまうことがあります。

 

特にあまり知らない人と会話するのが得意ではない方の場合、転職エージェントに登録した先にあるエージェントとのやりとりに自信が持てず「怖い」という気持ちが大きくなってしまう方も多いようです。

 

ですが、相手はプロなので、どのように質問すれば求めている答えが返ってくるのか理解しています。
聞かれたことに対し嘘をつくことなく誠実に返答すれば何も怖いことはありません。
言いたいことをうまく伝えられなかったとしてももちろん怒られることもないので、心配する必要はないでしょう。

入社を急かされそう

転職エージェントに登録すると、おすすめされた会社にすぐ入社しなければならないと考えている方もいるでしょう。
「転職エージェントへの登録＝入社を強要される」と考えている方も少なくないようです。

 

ですが、条件に合う会社を紹介してもらうことはあったとしても、必ずその会社に入るようにと強要されるようなことはありません。
これは、そもそも転職エージェントにできるのは就職先の紹介までだからです。

 

紹介された会社を利用者が気に入るか、入社を決意するかは利用者側の自由です。
「好条件の求人で人気があるので早めに決断したほうが良い」と言われることもあります。

 

ただ、これは実際にその通りである可能性も高いです。
そのため、面接を勧められたからといってすぐに「急かされた」と考えてしまうのではなく、しっかり話を聞くようにすると良いでしょう。

転職エージェントの特徴

それでもやはり転職エージェントに登録するのが怖いと感じる方もいるはずです。
そこで、そもそも転職エージェントはどのような特徴があるのかから確認しておきましょう。

 

特徴を理解することで前向きに転職活動ができるようになるはずです。

適切な立ち回りをしてくれる

転職をするとなると調べなければならないことや用意しなければならない書類などが多く、自分ひとりで成功させるのはなかなか難易度が高いといえます。
転職エージェントは、このように大変なことも多い転職をサポートしてくれる存在です。
そのために必要となる適切な立ち回りをしてくれます。

 

例えば、履歴書の書き方がよくわからない場合は書き方に関するアドバイスを受けることが可能です。
また、自分に向いている職場がわからないということであれば、適した職場を一緒になって考えてくれます。

 

転職に関する悩みや疑問を無視して就職してほしい求人を無理やり押し付けてくるようなことはありません。
その時々で転職希望者が求めている立ち回りをします。

無理やり入社させるようなことはしない

転職エージェント側が無理やり入社させるようなことはしません。
確かに転職エージェントにはノルマが存在しているので、転職を前向きに考えられるようなアドバイスなどは行うでしょう。

 

ですが、全く興味のない会社への入社を強要したり、期日を決められて必ずそれまでにこの企業の面接を受けるようにと言われたりするようなことはありません。

原則として無料で利用できる

中には「費用をかけて転職をサポートしてもらっても、理想通りの職場に転職できるかわからない」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
ですが、転職エージェントの利用は原則として無料です。

 

これは、求人者と企業のマッチングが成功した場合に、エージェントは企業側から高額な報酬を受け取っていることが理由です。
エージェントを通して転職した場合、しなかった場合のどちらでも求職者に対して費用を請求することはありません。
転職エージェントが提供している履歴書の添削サービスや面接に同行してもらうなどの各種サービスも無料で利用できるケースがほとんどです。

 

ただし、一部の転職エージェントでは有料のオプションメニューを用意しているケースもあるので、このあたりはよく確認しておきましょう。

業界のスペシャリストが担当してくれる

転職をサポートしてくれるのは、業界のスペシャリストです。
求人を取り扱っている各社について深く理解しているのはもちろんのこと、転職が成功しやすくなるためのコツなども熟知しています。

 

また、各業界に特化した転職エージェントの場合は、総合的に行っているところよりもさらに専門的な知識と経験を持っているのが特徴です。
スペシャリストによる心強いサポートが受けられます。

企業に関する質問ができる

就職・転職の失敗でよくあるのが、入社した後に「こんなはずではなかった」と、自分が思っていたのと異なる部分が見えてくるトラブルです。
実際には就職してみなければわからない部分も多く、こういったトラブルから早期の離職につながってしまう方は少なくありません。

 

ですが、転職エージェントは各企業の内部事情なども理解しているケースが多く、企業に関する質問ができます。
例えば、年収や有休消化日数などに関することは非常に気になるところではありますが、直接企業の面接で聞くと印象が悪くなってしまうのではないかと不安になることもあるでしょう。

 

転職エージェントに対して質問する形であれば面接予定の企業に対して悪い印象を与えることなく、さまざまな情報が手に入ります。
疑問を解消したうえで前向きに転職を検討できるようになるはずです。

コンサルタントの変更ができる

転職エージェントでサポートしてくれるコンサルタントと性格や考え方が合わなかった時のことも心配です。
ですが、仮に合わないコンサルタントが担当になってしまった場合は、変更してもらえます。

 

別の転職エージェントに乗り換えるのも一つの手ではありますが、再度初回の面談から行わなければならず、どうしても時間がかかってしまうためコンサルタントの変更を申し出ましょう。

 

その際は次の担当を選ぶ際の参考にするため、何が問題だったのか、どのようなことを望むのか聞かれることになるので、まとめておくのがおすすめです。

安心して利用できる転職エージェントとは

転職エージェントへの登録が怖いと感じているのであれば、安心して利用できる転職エージェントの条件を確認しておくと良いでしょう。
以下の3点を確認したうえで登録を検討してみてください。

利用者の満足度が高い

実際の利用者の声を確認し、満足度が高い転職エージェントであれば安心して利用できます。

 

利用者から評価されているということは、それだけコンサルタントが親身になって相談に乗ってくれたり、適切にサポートしてくれたりしている証拠です。
どのような点が評価されているのかも同時に確認しておきましょう。

 

どれだけ転職エージェントのホームページ上で魅力的なサービスが紹介されていたとしても、実際の利用者から悪い評価しかない場合は避けておいたほうが良いです。

定着率が高い

その転職エージェントを通して転職した人の入社後定着率が高い場合、転職者にとって理想に近い職場を紹介できていることになります。
一方、定着率が低い場合、その転職エージェントは転職者の希望や経験に合わない職場を紹介している可能性が高いです。

 

早期退職者が多いことを意味するので、注目して確認したいポイントといえます。

 

どの程度の定着率なのかに関しては、転職エージェントの公式ホームページ上で紹介されていることが多いです。
もし情報が見つからない場合は、直接聞いてみましょう。

 

定着率は転職エージェントとして理解しておかなければならないポイントなので、わからないなどとはぐらかされてしまった場合は要注意です。
定着率が低いために教えられない状況になっている可能性も考えられます。

内定獲得率が高い

内定を獲得するためには、履歴書や職務経歴書、面接などで好印象を与えなければなりません。
そのため、内定獲得率が高い転職エージェントは、これらに関する添削やサポートが行き届いていることを意味しています。

 

内定獲得率が高い転職エージェントを選びましょう。

転職エージェントを活用する際のポイント

転職エージェントは、登録さえすれば理想通りの職場を紹介してもらえるサービスではありません。
利用する際のポイントを5つ紹介していきます。

ポイント①積極的にコミュニケーションをとる

担当のコンサルタントとは積極的にコミュニケーションを取りましょう。
あちらから連絡が来るのを待つだけの状態になってしまうと、やる気が伝わりません。

 

また、希望条件が変わったり現在どのような活動を行っているのかといった進捗条件などは随時報告したりするのもポイントです。
自身の最新情報を理解していてもらうことは非常に大切といえます。

 

積極的なコミュニケーションによってコンサルタントとの信頼関係を築くことができれば、最新情報を優先的に伝えてもらえる可能性も高くなるでしょう。

 

しっかりコミュニケーションをとるためには、コンサルタントから何か連絡があった際にできるだけ早く反応することも大切です。

ポイント②フィードバックを活用する

転職エージェントを利用すると、さまざまなフィードバックを受けることが可能です。
例えば「履歴書のこの部分はこのように変更したほうが良い」といったアドバイスを受けた場合、納得できるのであれば素直に従いましょう。

 

相手は転職のプロです。
どのように変更すれば企業に好印象を与えることができるのか熟知しています。
もしアドバイスの内容でわからないこと、気になることがあれば、そのままにして従ってしまうのではなく説明を求めると良いでしょう。

 

また、面接の練習をしてもらうことも可能です。
こちらもプロ目線でアドバイスをしてくれるので、面接の際には具体的に何に注意すれば良いのか、どのように変更していけば良いのかがわかります。

 

面接に受からなかった際、自分では何が悪かったのか理解できないケースがほとんどでしょう。
ですが、何らかの理由があるはずです。
こういったポイントを見極めてもらいアドバイスを受けることによって面接に自信を持てるようになります。

ポイント③自分でもリサーチする

すべてエージェント任せにしてしまうのはよくありません。
自身でも十分にリサーチしておきましょう。

 

例えば、企業の公式ホームページを見るだけでも雰囲気や企業理念などがわかります。
また、近年はSNSや口コミ情報を通して企業のより深い部分を知ることもできるようになりました。

 

転職エージェントから聞いた話だけだと良さそうに思ったものの、SNSや口コミ情報をチェックしてみるとそうでない部分が見えてきたといったことは珍しくありません。

 

転職した後に後悔するのを防ぐためにも自身で納得できるまでリサーチしてみてください。
インターネットなどで情報を収集するのが難しい部分は、直接転職エージェントに確認してみるのもおすすめです。

ポイント④専門性の高いエージェントを選ぶ

転職エージェントにはさまざまなサービスがあります。
その中からできるだけ専門性が高いところを選びましょう。

 

エージェントによって強みとしている部分が異なるためです。

 

例えば、IT業界に強い転職エージェントに対し、飲食業界の最新動向を聞いたとしてもなかなか求めている答えは返ってきません。
専門性の高いエージェントであれば、その業界の最新動向を把握しているのはもちろんのこと、より適した情報を得ることが可能です。

 

当然ながらその業界を得意としていないエージェントと比較すると多くの求人情報も持っていることになります。
一般的な求人よりも条件の良い非公開求人を多く確保している可能性もあるので、専門性の高いエージェントを選んでみてください。

ポイント⑤アフターフォローがあるエージェントを選ぶ

安心して転職エージェントを利用していくためには、アフターフォローがあることも重要です。
転職活動はしっかりサポートしてくれたものの、転職が進んだ後は全く相談に乗ってくれないとなると、何か困ったことがあったときに頼れません。

 

例えば、うまく職場に馴染めない、職場に対して直接聞きにくい疑問があるといった場合も、しっかりアフターフォローしてくれる転職エージェントであれば頼りになります。

万が一怖い転職エージェントにあたった場合の対処法

残念ながら登録した転職エージェントが怖いと感じるようなサービスだったという可能性はゼロではありません。
このような事態になってしまった場合の対処法も確認しておきましょう。

複数のエージェントを利用する

転職エージェントは1つに絞るのではなく、複数利用するのがおすすめです。
複数のエージェントからアドバイスを受けることで多角的なアドバイスにつながりますし、他社との比較もできるようになります。

 

ただし、登録し過ぎるとやりとりの管理が大変になるので、どの程度であれば自分が対応できるのか事前に検討しておかなければなりません。
複数のエージェントに登録することで一方のエージェントが怖かった場合、利用をやめてその他のエージェントを頼ることができます。

自分のペースでやりとりする

自身のノルマを達成するため、頻繁に電話をかけてくる転職エージェントもあるようです。

 

こういったことを怖いと感じないようにするためには、自分のペースでやりとりすると良いでしょう。
電話がかかってきても無理に出る必要はありません。
メールでのやりとりを希望するのも一つの方法です。

 

または、自分がどの程度のペースでやりとりしたいと考えているのかあらかじめ伝えておく方法もあります。
特に働きながら転職活動をする方の場合、勤務中に時間をとることはできません。
連絡を受けるのに都合の良い時間帯などを伝えておくのもおすすめです。

必ずしも一度に何十社も応募しなくてもよい

とにかくたくさんの会社に対し応募を勧めてくる転職エージェントもあります。
これは、1社のみに応募し、その会社で決まる確率がそれほど高くないことも理由です。

 

だからといって何十社も応募する必要はありませんが、1社ではなく入社意欲の高い複数社に対して応募しましょう。
何十社も応募を強要してくるような転職エージェントは変更したほうが良いです。

転職エージェントの面談における注意点

転職エージェントに登録すると、はじめに面談が行われることになります。
転職活動を円滑に、安心して進めていくためにもおさえておきたい面談時の注意点を解説します。

注意点①嘘を伝える

経歴や実績などで嘘を伝えるのはNGです。
面談時に嘘をついてしまった場合、コンサルタントからの信用をなくしてしまう恐れがあります。

 

コンサルタントは利用者が伝えたことを信じ、それをもとに適した転職計画を立てたり、適した会社を勧めたりすることになるので、嘘をつくのは自分にとってもマイナスになるでしょう。
誠実に向き合うことでお互いに信頼関係が結ばれるようになります。

注意点②条件を妥協しない

条件を妥協することで選択肢が増えます。
ですが、妥協することによって本当に希望している条件がわからなくなってしまうと転職エージェント側も困ってしまうので注意しましょう。

 

本当に望んでいるのとは全く異なる求人を紹介される恐れもあります。
妥協せずに条件を伝えることは就職したい企業の条件をはっきりさせることにつながるため、転職エージェント側も条件に沿った求人を見つけやすくなります。

注意点③イエスマンにならない

担当者が勧めるままにすべてイエスマン状態で進めてしまうと、主導権を握られてしまう可能性があります。
できないこと、困ることなどが発生した際に言い出せなくなってしまう恐れがあるので、言われるがまま進めるのはおすすめできません。

 

お互いに対等な関係を築くことが大切です。
意見が食い違っていることや、そのまま進められると困ることなどははっきりと伝えましょう。

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応募や面接に関することはもちろん、内定・入社のフォローにも力を入れているので、ご相談ください。

転職エージェントは怖いものではない

いかがだったでしょうか。
転職エージェントへの登録が怖いと感じている方のため、そのように感じてしまう理由や対策を紹介しました。

 

安心できる転職エージェントの見分け方などもご理解いただけたかと思います。
転職エージェントは、一人では成功させるのが難しい転職をサポートする存在です。
ぜひ有効活用してみてください。

 

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